キョンで作った「犬は骨と肉が好き!」発売中!

愛犬の四国犬ごま、生後5ヶ月頃から骨と肉を食べてすくすく成長中!

犬にとって「骨と肉」は、本来なくてはならない食事なんです

里山で犬とともに暮らして10年くらい経ちます。ほぼ365日、犬と一緒に山の中を散策する事で犬が本来どういったものを食べて生活していたのかが分かってきました。

春はたけのこを自ら掘って食べ、6月上旬の熟れた梅が地面に落ちているものをおいしそうに食べ、秋には柿や椎の実を好んで食べます。基本何でも食べるように進化した犬ですが、こういったものを好んで食べるというのが分かってきました。

しかし犬は狼と同じように肉食性が強い動物です。やはり肉への執着心が一番強く、私が住んでいる地域に多数いるキョンという小型の鹿を発見すると一斉に仕留めようと走っていきます。

流石に犬だけではなかなか仕留められないので私が罠で獲ってきたキョンをあげるのですが、他の食べ物と違って執着心が凄いです。他の犬に取られまいと必死で、こっちが気を抜くと大喧嘩を始める。それだけ犬にとって「骨と肉は重要な食べ物」だと改めて実感しています。

日本の害獣問題の解決の本命は「骨と肉」を愛犬に与えること

日本中で増加しているイノシシや鹿、アライグマやハクビシン。私が暮らす地域でもっとも増加しているのは外来種で小型の鹿の一種であるキョンです。これらの動物は駆除される一方、そのお肉の利用はまだまだ進んでいません。食べてみると美味しいものが多いことに気づくのですが、なかなか頻繁に利用しようという動機は生まれにくいものです。

ですが私は捕獲してきた獲物をほぼ全て利用しています。その半数は愛犬のための「骨と肉」、人用より多いかもしれません。
犬にはその「骨と肉」を食べる大きな動機があります。と言うよりも「骨と肉」が一番食べたいのです。日本中の犬たちは普段「骨と肉」を食べているでしょうか?食べていないでしょう。特にジビエは家畜の「骨と肉」と違って犬にとって一番食べたい「骨と肉」であるはずです。

愛犬に定期的に「骨と肉」を是非食べさせてあげて下さい

「骨と肉」を食べている時の犬たちの喜ぶ姿は、見ていてとても嬉しくなりますし、犬の健康にも当然良いです。

野生の赤身の高タンパクなキョンの肉ですので、犬の筋肉をたくましくするのに大いに役に立っています。添加物も入っていませんし、やはり血の味が好きなようで十分な鉄分の補給ができる最良の選択肢だと思います。あと、骨から肉を引きちぎる動作が犬が本来持っている猟欲を満たし、ストレスの発散になっているように感じます。

更に骨を食べさせるのは重要で、顎の筋肉が鍛えられ、歯の健康にも良いです。歯磨きガムなど完全に無用で真っ白な状態が維持できます。骨の髄には様々な栄養素が含まれておりこれも犬が骨を食べたがる要因だと思われます。絶対に骨は捨てずに犬に与えましょう。

犬に「肉と骨」を与える時は、何も深く考えずそのまま生でやるのが一番です。湯がいたり火を通したりする必要は基本ありません。特にキョンはニホンジカと同じくほぼ草食の動物ですので犬にとってはほぼ安全な食事です。でも冷蔵庫から出したばかりの冷えたものは良くないので、十分に解凍して室温に戻してから与えて下さい。気温の低い時期は少し温めたほうが犬は喜びます。